
ふと本棚を見ると学生時代の2冊の本を見つけました。
この赤本と青本は基礎化学実験の教科書でした。
今回はこの本についてのお話です。
赤本と青本は続き物で1つ目が赤、2つ目が青となっています。
1つ目の赤い本には実験における危険なことが書かれています。
・アルカリ性の液体は目に入ると失明しやすいこと
・有毒なものや爆発するものなどの危険な物質についての解説
・電気を扱う際の注意点、致死電流量など
・液体窒素、ドライアイスの危険性
2つ目の本には各実験の正しい手順が書かれています。
・ビーカー、メスシリンダー等の各器具の使用方法
・メジャーの値の読み取り方
・実験結果の収集と集計方法
・中和適定の方法
この学生実験ではの初回に教授がおっしゃったことで
「赤本の内容は絶対に読んでこい」という言葉が記憶に残っています。
青本の内容は知らずに実験しても実験結果が無茶苦茶になるだけですが、
赤本の内容は知らなければ自身が危険にさらされるだけでなく、
周りの人も巻き込んでしまうのが理由です。
実際、実験中に危ないことが何度かありました。
あるとき、実験の班員が高濃度の水酸化ナトリウムを
メスシリンダーに入れた状態で机の隅の方に置きっぱなしにしていました。
誰かが引っ掛けて倒したら割れた破片と飛び散った液体で
2重に危険なのですぐに止めましたが、
他人の何気ない行動があれほど怖いと思ったことはありませんでした。
(私もジメチルエーテルをぶち撒いたことありますが・・・)
今の仕事をしていても同じようなことはあります。
他人の書いたプログラムを読んでいると
ジェンガのようなプログラムがちらほらとあります。
変なデータやユーザーの操作が入力されると
たちまちバランスが崩れて崩壊するようなものです。
自分自身も無意識に作りこんでしまうことがありますが、
意識の範囲内では作らないようにしたいものです。