情報処理技術者プロジェクトマネージャ試験が10/19(日)に終わった。
忘れないうちに、受験の感想を備忘録として、
ここに書いておきたいと思う。
プロジェクトマネージャ試験は、以下の内訳になる。
◆午前(100分)
◆午後1(90分)
◆午後2(120分)
午前試験が9:30に開始、総計5時間10分もの間、試験を受けたことになる。
◆午前
午前試験は、55問出題される。問題は4択で、マークシート式の試験だ。
ここで、毎年大体半分弱が落とされる。
自分的には、はじめ勉強していた問題がほとんど出てこず、焦った。勉強した範囲を間違えたかと思った。しかし、中盤・後半と勉強した内容が多く出題されていたので、確実に正解という解答もまずまず書くことができた。
全く分からないという問題が、4~5問程度あった。これについては、全然自信は無い。そのうちの1問でも正解していれば、御の字である。
それ以外のところも、全問正解している自信は無い。が、全体としておおむね合格ラインは超えているのではないかと思う。答える事ができたという手応えを感じた。おそらくここで取りこぼしはしていないはずだ。なにか大きな勘違いを多発していない限り。
時間は100分で、十分すぎるほどだった。
自分は、全問を(分からないところも含めて無理やり)解答した後、理解可能な問題・理解不能な問題の両方について、これ以上考えても無駄だと判断し、20分を残して途中で退席した。
◆午後1
午後1は、4問中3問を選択する文章題である。
ここでさらに半分強の人が落とされる。
時間は90分。1問30分の時間配分である。それぞれの問題には、問いが7~10個程度あり、それぞれ文章やキーワードで答えなければならない。ここに時間の余裕は全くない。
意外とプレッシャーになるのが、選択しない1問を選ばなくてはならないという事だ。選択ミスをしたと試験中に感じてしまうと、焦りで変な汗が流れる。
正直、午後1が始まって問題に解答し始めた時は、もう無理かと思った。考えても分からない、難しすぎる。こんなものに合格点が出せるとはとても思えない。しかし、題意を読み解き、問題文を舐め尽くすように集中して読み込んでいくと、自然と解答箇所(と思われる部分)が浮かび上がってきた。
やってみるものだと思った。これまで勉強してきた事は、無駄ではなかったのだ。
ただし、この午後1は本当に、頭をフル回転させなければならなかった。頭を使いすぎて、ちぎれそうだった。正直、バテた。そんな体験は、人生ではじめてだった。
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午後1の問題は、基本的に解答そのもの、もしくは解答に繋がるヒントが文章のどこかに書かれている。
それがどこに書かれているかは、時間をかけて読めば必ず探し当てられる。しかし、それを30分という限定された時間で、小問7~10個を答え切らなければならない。
読み解く際に、プロジェクトマネージャとしての知識が必要となる。
例えば、簡単な例で説明すると、こういうことだ。
「私はイチゴの絵を描くために、絵の具の在庫を確認した。青・黄・白・黒の在庫があった。私はこれでは今後問題が発生すると考え、購買部に指示を出した」
という問題文があり、問いが以下のようなものであったとする。
「私が購買部に指示した内容は何か。20字以内で答えよ」
考え方としては、イチゴの絵を描くには、イチゴが赤いという前提を元に考えた時、絵の具の色の在庫が足りない事が分かる。
・ここでは、イチゴ=赤いという知識が必要となる。
・さらに青色と黄色からは赤色が作れないという知識も必要である。
答えは、自明の通り「赤色の絵の具を注文してもらう」である。
試験では、一瞬でイチゴの色を想像できなければならない。これができなければ、解答を導き出す事ができない。そのために、勉強の段階で何度も演習して、プロジェクトマネージャの考え方や知識を脳に刷り込むわけだ。
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上記のような問題が、実に気付きにくいヒントのような形で問題に散りばめられている。実際には、イチゴの絵を描く真の目的が、いちばん初めの方にちろっと書いてあって、それを探してこさせるような問題も多い。文章やキーワードを発掘する作業が必要となる。試験問題の形式に慣れていなければ、どこらへんを探せばいいのかすら分からない。プロマネの知識がなければ発掘箇所を間違ってしまう。それが、午後1試験である。
自分的には、まずまず答えられたと思う。1カ所、空白にしてしまった部分があるが、他は全て埋める事ができた。もちろん解答できた中でも自信のない部分もある。が、なんとかギリギリ合格ラインは超えているのではないかと感じる。
しかし、それは、最後に解答用紙を見た時に結構埋まっているように見えて、そう感じただけかもしれない。ただの勘違いの可能性もある。正直、どう転ぶかは全く分からない。大きな間違いをしてしまっている可能性も十分考えられる。
◆午後2
午後2は論文である。
2時間を使って、原稿用紙(400字)に6枚以上の分量で、「自分が携わったプロジェクトについて」という内容を、特定のテーマに沿って書かなければならない。
ここで、さらにまた半分強が落とされる。
最終的に合格率は10%程度となる。
自分が選んだテーマは「情報システム開発における問題解決について」である。
自分にはプロジェクトマネージャ経験がないので、物語は架空で用意した。
自分の役割を、「インターネット回線を提供するX社のコールセンタ統合プロジェクトを指揮・統括するプロジェクトマネージャ」とした。
発生する問題は「要件定義・外部設計でアサインしている重要なメンバ2名が、直前のプロジェクト遅延により参加が不透明になる」と、「X社の新回線プラン導入により仕様変更が多発し進捗に影響する」に設定した。
作成した目次は以下の通り。
1-1.プロジェクト概要
1-2.プロジェクト遂行中に察知した問題の兆候
2-1.兆候の詳細や出現の背景についての調査
2-2.兆候を静観した場合の問題とその対応策
3-1.実施した施策に対する評価
3-2.今後の改善点
原稿用紙7枚強(2900字)程度を書いたので、分量は十分な量書けた。
問題は、内容である。
正直なところ、合否は微妙だと感じている。
・問題文に「例えば」と書いている「問題への兆候」をそのまま流用でき
れば、心証はいいはずだが、それをしていない。
・問題にある「ことば」を要所要所、流用した方がよかったが、
そこまで冷静になれず、ガーっと自分の言葉だけで書いてしまった。
(後から読み返せば、これを入れ込みたかった、というものがある)
・プロジェクトマネージャとしての細かい知識をアピールできて
いなかったように思う。もっとプロマネキーワードをちりばめた
方が良かった感はある。
・はじめに登場させたチーム運営という要素を忘れていて、
後半全く活用できなかった
ただし、題意である「問題解決」=「問題の兆候を察知して、大きな問題になる前に対処する」という部分は丁寧に理論立てて書いており、必要なステークホルダを登場させて適切な交渉をさせている。そういった意味で、きちんと問題の兆候を発見し、それを収束に導く書き方はできていたつもりである。
だから、意味合いとしては合格点はあるのではないかと、自分的には思う。
論文の中で、致命的なミスはしていないと考えている。もしかしたら、中規模のミスを1回程度しているかもしれない。しかし、中規模1回なら合格範囲内だ。(参考書より)
◆結論
全ての試験が終了して、ヘトヘトに疲れた。疲労困憊だった。
試験翌日はちょっと風邪気味にもなった。
全てを出し切った気がした。
受かっているか、落ちているかは全く分からない。
客観的に見て、五分五分だと思う。
ギリ受かっているか、ギリ落ちているかどっちかだろう。
希望を持ちたいので、合格率は51%と言っておきたい。
試験結果は、12月15日(月)の正午である。
非常に楽しみだ。
必死にやった試験勉強のなかで、色々と学ぶことができた。苦しいながらも充実感があり、楽しんでやることができた。もちろん受かっていた方がいいが、もし落ちていたとしても、決して自分のデメリットにはならない貴重な経験をさせてもらえたと感じている。
そういった観点で、今回の試験の機会を与えてくれた、鈴木社長、並びに会社の皆さんには、非常に感謝しております。また、僕の常駐先のリーダーの方々からも勉強のために休日出勤を免除して頂いたりと、色々とご配慮頂きました。ありがとうございました!